[PR]

 トヨタ自動車は、2017年までに高速道路の運転を自動で支援する車を発売する方針を明らかにした。同年までに、車や歩行者などにぶつかりそうになると、自動でブレーキをかけてくれる機能も、日米欧で販売するほぼ全ての車種に搭載できるようにする。

 26日に開いた安全技術についての記者説明会で、吉田守孝専務役員は高速道路での自動運転支援について、「今後2~3年で投入できるよう開発を進めている」と述べた。車載レーダーで周囲の車を検知。自動で車線からはみ出ないようカーブでハンドルを切ったり、車間距離を確保するよう加減速したりする。

 来月から東名高速道路の東京―名古屋間を中心に、市販に向けた試験走行を始める。追い越し走行や本線への合流など、別車線へ移動する運転支援も盛り込めないか検討する。高級車ブランド「レクサス」の最上級セダンLSの全面改良から搭載するのが有力だ。