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裁判員裁判事件95%で録音録画行われる
警察庁は全国警察における取り調べの録音録画状況をまとめた。昨年度は、裁判員裁判事件の95%にあたる事件で録音録画が行われていることが分かった。
全国の警察が昨年度1年間に取り調べ状況を録音録画したのは3315件の裁判員裁判事件のうち、95%にあたる3105件で、1事件あたりの平均の録画時間は5時間8分となっている。試験的に導入を始めた4年前と比べて実施件数、時間とも増えており、定着しつつあることがうかがえる。
現場の取調官の中には、「取り調べが信用できると理解してもらうために必要だ」との積極的な意見も出ている一方、取り調べの全課程を録音録画することについては、「個別の事件ごとに判断すべきである」として88%の捜査員が慎重な意見を持っているとしている。
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