1. まとめトップ
  2. ニュース・ゴシップ

効果なし?20人に140回以上強姦した男が受けた「再犯防止プログラム」とは

20人に140回以上強姦した男が無期懲役判決を受けた。この男は同じ罪で服役して仮釈放からわずか20日ほどで次の犯行に及んでいた。被告が受けていたという「再犯防止プログラム」は効果が無かったのか?

更新日: 2014年11月28日

haru-tomoさん

  • このまとめをはてなブックマークに追加
43 お気に入り 147594 view
お気に入り追加

■女性20人に140回以上強姦した男に無期懲役判決が出た

住居不定・無職の中西康浩被告(50)は、2006年からおととしまでに中学生から20代の女性20人に144回、性的暴行を加え、現金およそ160万円を奪いました

裁判員裁判の判決が27日、大阪地裁であり、登石郁朗裁判長は求刑通り無期懲役を言い渡した

・暴力団員を装い脅迫する卑劣な手口

飲食店や衣料品店で働く10~20代の女性や女子中学生に電話をかけて「暴力団からあなたに復讐(ふくしゅう)するよう頼まれた」「身に覚えがなくても実行する」などと脅迫

暴力団組員を装い、「拉致して海外に売り飛ばすよう依頼を受けた。組織に金を払い、月1回ホテルに行けば助けてやる」などと脅迫した

「長い被害者で6年半、繰り返し屈辱的な性交渉を行わせるなど、被害者の尊厳を傷つけ、人生を狂わせた」

・被告は以前にも同じ前科があった。仮釈放からたった22日後の犯行だった

中西被告は同種の前科で約6年半服役。仮釈放から22日後、保護観察中で再犯防止プログラムを受けているにもかかわらず、最初の犯行に及んだという

裁判員を務めた40代パート女性は閉廷後に記者会見し「再犯防止プログラムは効果がなかったように思う」と話した

■効果はなかった?被告が受けていたという「再犯防止プログラム」とは?

後を絶たない性犯罪。再犯率は窃盗や薬物犯罪などに比べて低いとされるが、被害者への影響はあまりに重大だ

法務省は2006年から、刑務所などで性犯罪者の更生プログラムを導入した。感情をコントロールする方法などを身に付ける再犯防止策だ

・こういった治療を行うようです

認知行動療法
性犯罪に至った理由に起因する加害者の認知の誤りや歪みに気付かせ、変化させることによって改善させようとさせるやり方

リラプス・プリベンション技法
認知行動療法の1技法で再発防止とも呼ばれます。性犯罪に走った要因を分析させ、その過程の早い段階で効果的な介入を行うことにより、再犯を未然に防ぐためのスキルを身につけさせるようなこと

・ただ、効果は薄い結果になっている

再犯率は受講者が12・8%と、非受講者(15・4%)よりやや低かったものの「効果は実証できなかった」

刑務所でプログラムを受けた1132人のうち35人(3%)が再犯した(11年3月末現在)とのデータもある

■やはり問題点も多いようです

「5回の授業では限界がある」小規模の観察所ではプログラムを1人で担当し時間を短縮することもある

1 2




haru-tomoさん

気になった事をまとめていくよ!

このまとめに参加する