最新ニュース
3人死刑執行 小川法相「国民の支持重視」
法務省は29日朝、99年の下関駅通り魔事件で死刑が確定していた上部康明死刑囚ら3人の死刑を執行した。小川法相は執行の理由について、「世論調査などで死刑制度に対する国民の支持があることを重視した」と述べた。
死刑が執行された上部康明死刑囚(48)は、99年に山口・JR下関駅で5人を殺害した罪で死刑が確定していた。古沢友幸死刑囚(46)は、02年に横浜市で別居中の妻の一家3人を殺害、松田康敏死刑囚(44)は、01年に宮崎県で2件の強盗殺人事件を起こしたとして死刑が確定していた。
10年7月に、当時の千葉法相が死刑を執行して以来、死刑執行に慎重な法相の就任が相次いだため、死刑執行は約1年8か月ぶりとなった。去年は死刑の執行が1件もなく、確定死刑囚の数は戦後最多の135人に増えていた。
【関連記事】
- 2012.03.29 11:01
- 法務省、3人の死刑を執行 1年8か月ぶり
- 2012.03.13 20:00
- いよいよ正念場!消費税増税法案の行方は?
- 2012.01.14 02:26
- 小川法相、死刑執行「その職責を果たす」
- 2012.01.03 16:19
- 死刑執行ゼロ19年ぶり 法改正求める声も
- 2011.09.03 07:34
- 平岡法相、当面の死刑執行には慎重な姿勢