無料レジアプリ「Airレジ」が1周年、次は順番待ち行列解消アプリ「Airウェイト」

　株式会社リクルートライフスタイルは27日、無料POSレジアプリ「Airレジ」のサービスローンチから1年が経過したことを受けてプレスカンファレンスを開催し、同アプリのアカウント数が10万件を突破したことを明らかにするとともに、これに続けて投入する新たなアプリ「Airウェイト」を発表した。

　Airウェイトは、店舗向けの“順番待ち管理アプリ”だ。これをインストールしたiPadにプリンターを接続し、店舗の入口付近に設置しておき、来店者に人数や希望する席のタイプを入力してもらうことで、QRコード付きの番号券が発券される仕組み。QRコードをスマートフォンで読み取ることで、その来店者用のウェブページが表示され、待ち人数などがリアルタイムに更新されるほか、順番が近づくと呼び出しメールを受け取ることも可能だ。さらに今後、来店者が同ページから遠隔で順番待ちをキャンセルできる機能なども検討するという。

　Airウェイトは、今年4月より15店舗で実証実験を行っていたもの。これを体験した来店者1万7000人のうち60％を超える人が、Airウェイトによる行列解消により再来店の意向を示す効果があったという。

　リクルートライフスタイルではこうした結果を受けて今回、11月27日よりAirウェイトの本格展開を開始した。アプリはApp Storeからダウンロードして無料で使用することが可能だ。今後追加する一部機能・サービスを有料で提供することを検討している。なお、プリンターは店舗側で用意する必要がある。

　このほか、リクルートライフスタイルは無料の予約管理システム「Airリザーブ」の提供も11月27日より開始した。店舗のサイトにAirリザーブの予約ボタンを設置することで、一元管理できる予約システムを簡単に導入できるという。

　スクール、レッスン、セミナーなど事前に設定した時間枠の定員の範囲で予約を受け付ける「事前設定タイプ」と、診療や施設・備品レンタルなど空いている時間の中で自由に予約を受け付ける「自由受付タイプ」という2種類の予約枠タイプが用意されている。こちらも現在の基本機能はすべて無料で利用でき、今後追加する一部機能・サービスで課金するビジネスモデルを予定している。