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英国では紅茶を飲む人の65%がやかんに水を入れ過ぎている。この余分なエネルギーにイノヴェイションの種があった

 
 
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TEXT BY MARGARET RHODES
PHOTOS AND VIDEO BY MIITO
TRANSLATION BY MAYUMI HIRAI/GALILEO

WIRED NEWS (US)

Miitoを考案したニルス・チュディが、ケトルのデザイン変更に初めて興味をもったのは、オランダのアイントホーフェン・デザイン・アカデミーの学生のときだったという。

電気ケトルの問題を検討していたチュディ氏は、TED会議でのアジャラルー氏の講演を聞いて、液体を必要な量だけ加熱し、余分な加熱は行わない製品を設計するチャンスがあることに気づいた。

さらに、電気ケトルはヨーロッパ諸国の台所で一般に見られるが、不衛生になることがある。ケトルの形状が複雑で、内側にこびりついた石灰などをスポンジでこすり落とすのが難しいためだ。

Miitoはまだ試作品の段階だが、チュディ氏と、設計パートナーのジャスミン・グレースは、今後の展望として、赤ん坊のために粉ミルクを繰り返し加熱しなければならない親たちや、都会に住んでいて台所のスペースを確保できない人たちにとって、Miitoが役に立つと考えている。

※「コップ1杯のお湯を光熱費をかけず安く沸かす方法」を比較したページによれば、最も安く上がる方法は、カップにコイルを入れる携帯コイルヒーターとなっている。海外旅行用などとして各種販売されている。

 
 
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