南日慶子
2014年11月28日17時35分
三菱重工業は、液化天然ガス(LNG)の次世代型運搬船「サヤリンゴ ステージ」を開発した。今年9月に完成した同社のLNG船「さやえんどう」のタンクは、ほぼまん丸の球形だったが、上半分が大きいリンゴ形に変え、容量を16%増やした。2018年ごろの運航開始をめざす。
船の大きさは「さやえんどう」とほぼ同じ。ただ、タンクの容量は計15万5千立方メートルから18万立方メートルに増えた。船を動かす動力源も改善して、1立方メートルあたりの輸送コストを2割減らした。船自体は「えんどう」より割高だが、三菱重工は、輸送費の削減でメリットが出やすい北米などの長距離航路向けに「リンゴ」を売り込む考えだ。(南日慶子)
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