もうすぐ35歳。
2人の娘のパパであり。
頭はちゃんとハゲてて。
体型はちゃんとメタボ。
すっかりおじさんなのです。
しっかり大人の年齢なのです。
なのに、いまだに「かっこいい大人」に憧れている節があるのです。
つまり、まだまだ未熟で不完全で「かっこいい大人」になりきれてないという裏返しなんだけれども。
だれしも「かっこいい大人」のイメージはあると思うのです。
漫画やアニメや映画や小説に出てくるかっこいい大人たち。
私にとって「かっこいい大人」とは、ずばり「余裕のある大人」なのです。
ルパン三世のルパンや次元。
ピンチのときでも颯爽として。ちゃんと結果を出す男たち。
そんな「余裕のある大人」になりたいのです。
とはいえ、なかなか閉じ込められた姫様を助けることは無いですし。
新宿の街中でバンバン銃を撃ちまくることも出来ないのです。
で、「お先にどうぞ」といえる大人になりたいな。と思うのです。
買物中にレジにならんでいて急いでいる風の人がいれば「お先にどうぞ」
車を運転していて他の車がウィンカーを出していれば「お先にどうぞ」
電車に乗るとき、バスに乗るとき「お先にどうぞ」
座席に座っていても立っているご年配や妊婦さんに「お先にどうぞ」
ドアをあけて「お先にどうぞ」
共働きの妻にも「お先にどうぞ」
(「どうぞ」がゲシュタルト崩壊してきたのでこの辺でおわり)
これって余裕が無いと出来ないのです。
まず時間に余裕があること。
時間に余裕を作るには人より仕事を早く終わらせ、効率的に動く必要があります。
時間に余裕があるということは経済的にも余裕があるということです。(貧乏暇なしですからね)
そのためには体力(健康)を維持し、精神状態を安定させている必要があるのです。
そして周りを観察し、気づく余裕があること。
観察するには周りを見る必要があるのです。手元のスマホや新聞その他ばかりに集中していてはいけないのです。自分の悩みに頭の中がいっぱいではダメなのです。迅速に問題を解決していなければいけないのです。
そして自信があること。
運転に自信が無ければそもそもウィンカーに気づかないかもしれません。
横に入りたい車がいる事すら気づかないかもしれないのです。
並んでいてその前に入れてあげると後ろの人に迷惑をかけることになるかもしれません。でも自分の判断に自信があれば、後ろの人には入れてあげた私の責任で謝ることが出来るのです。
共働きの妻が疲れているときは先にゆっくり寝てもらい。代わりに料理をしたり洗濯したり、子供を保育園に送迎したりするのです。
そもそも料理が作れなかったり、洗濯の仕方がわからなかったり、保育園の登園の仕方がわからなければ代わりようが無いのです。
結構ハードルは高いのです。
つねに「お先にどうぞ」と言える大人はやっぱりかっこいいのです。
そんな大人は、きっとピンチのときは本気を出すのです。
お姫様を助け、新宿を守ることが出来るのです。
というわけで「お先にどうぞ」