巷ではいろんなハッカソン(○○ソン)が開催されていて、ちょっと大喜利みたいな状態になりはじめている。
僕はハッカソン芸人として、外部主催のハッカソンに呼ばれることが多いが、確かに主催者ごとによって開催意図は異なっている。
・あるテーマのアプリをリリースしたい
・提供APIの利用を促進したい
・エンジニアの採用がしたい
・起業家を育てたい
ハッカソン芸人としては、どれがハッカソンでどれがハッカソンではないと語る気はない。
そして、それをエンジニアさんの前で言う勇気はない!(キッパリ)
でもそんな芸人でも、大切にしているポイントはある!
出る杭タイプの人たちが、ステークホルダーに打たれることなく、突き抜けられる機会を提供する。
普段の仕事では、どうしても会社の環境や立場があって自分がやりたいことをさせてもらうのは難しい。
ドラゴンボールの精神と時の部屋みたいに、自由に技術やアイデアを試せる場にしたい。
精神と時のハッカソンに入ると3段階の進化を遂げる。
ハッカソンを通じて突き抜けていく参加者の多くは、セルとかフリーザみたいに3段階の進化を遂げる。
①実践者フェーズ:主語がYOUがIに変わる。
普段は上司や顧客(YOU)の指示に従っていた人たちが、自分(I)が何をしたいのかを重要視し、自分で決断して行動する人間に変わる。
②チームビルドフェーズ:IがWeに変わる。
自分の進むベクトル(価値観・世界観)を発信すると、ベクトルに共感する仲間が現れる。
チーム(We)が同じベクトルで、違うスキル(プランナー、ハッカー、デザイナー)が組み合わさったとき、実際に体験できるサービスが生まれていく。
③体験フェーズ:Weが人の行動を変える。
完全体になるための最強のエッセンス、それは「ユーザーの声」だ。
「マジで感動した!毎日でも使いたい」と言うユーザーがあらわれたら、経営者も上司も投資家も簡単に批判することはできないのではないか。
しかしアイデアだけでは人を感動させることはできない。それで感動してるのはアイデアではなく、たぶんあなたのプレゼン力だ。
100アイデアは1プロダクトにしかず。
レシピ(企画書)を見ても美味しいかどうかわからない。試作を食べてみて、始めて美味しいかどうかわかる。
ユーザーは実際に体験して初めて、真の声を聞くことができる。ハッカソンは不完全かもしれないが、その体験を創り出すことができる。
大喜利でもなんでもええから、突き抜けたらええじゃないか!
※注:大喜利ではなく真面目なハッカソンを広島で開催します。
第2回 レッドハッカソンひろしま 【参加者募集中!!】 - 広島県ホームページ