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　２７日午後１１時２０分ごろ、岩手県奥州市前沢区古城の国道４号で、大型トラックが速度違反の取り締まりで駐車中のパトカーに追突した。パトカーの後部座席で事情を聴かれていた同県一関市の運送業の男性（７３）が胸などを強く打って間もなく死亡し、巡査部長（４３）と巡査長（２６）が全身打撲などの軽いけがをした。

　県警はトラックを運転していた青森県東北町旭南２丁目、運転手蛯名司容疑者（５３）を自動車運転死傷処罰法違反（過失運転傷害）の疑いで現行犯逮捕し、容疑を過失運転致死に切り替え調べている。蛯名容疑者は「前をよく見ていなかった」と話しているという。

　県警によると、現場は片側１車線の直線道路で、パトカーは赤色灯をつけて道路脇に止まっていた。