エボラ出血熱:防護具、空自に輸送命令…西アフリカへ来月
毎日新聞 2014年11月28日 11時38分(最終更新 11月28日 11時40分)
江渡聡徳防衛相は28日、エボラ出血熱が猛威を振るう西アフリカに個人防護具2万着を輸送するため、航空自衛隊のKC767空中給油輸送機1機に派遣命令を出した。国際緊急援助隊法に基づく命令で、12月6日に小牧基地(愛知県小牧市)を出発し、西アフリカ・ガーナのアクラまで輸送。ガーナから国連機関などを通じて流行国のシエラレオネなどへ運ぶ。エボラ出血熱対策で自衛隊を派遣するのは初めて。
政府は医療従事者向けの個人防護具について、すでに2万着を現地に供与している。今回は国連エボラ緊急対処ミッション(UNMEER)から提供の要請があったため、外務省が防衛省に協力を要請。緊急性を要する2万着を自衛隊機で輸送することにした。【斎藤良太】