原発再稼働差し止め認めず 大津地裁、関電高浜と大飯関西電力の高浜、大飯原発3、4号機の再稼働差し止めを求めた仮処分が却下され、報道対応する住民側の井戸謙一弁護士(中央)=27日午後、大津地裁前 関西電力の高浜原発3、4号機(福井県高浜町)と大飯原発3、4号機(同県おおい町)の地震対策は不十分だとして、滋賀県の住民らが再稼働差し止めを求めた仮処分の申し立てについて、大津地裁(山本善彦裁判長)は27日、却下する決定をした。 いずれの原発も停止中。関電が昨年7月、再稼働に向けて、新しい規制基準への適合性審査を申請し、原子力規制委員会が審査を進めている。 山本裁判長は「規制委員会がいたずらに早急に、新規制基準に適合すると判断して再稼働を容認するとは考えがたい」と指摘。再稼働が目前に迫っているとの住民側の主張を退けた。 【共同通信】
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