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中労委認定、取り消し求め提訴へ 大阪市 「君が代」起立斉唱命令で団交拒否 

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中労委認定、取り消し求め提訴へ 大阪市 「君が代」起立斉唱命令で団交拒否 

 大阪市立学校の式典で教職員が国歌を起立して歌うよう定めた条例をめぐり、市教委が教職員労働組合との団体交渉に応じなかったことを不当労働行為とした中央労働委員会の認定について、大阪市は27日、認定取り消しを求めて東京地裁に提訴する方針を決めた。

 この日の市議会委員会で、提訴の承認を求める市の議案が賛成多数で可決された。28日の本会議でも可決される見通し。

 市教委は平成24年2月に制定された条例に基づき、入学式や卒業式での起立斉唱を教職員に命令。反対の立場の組合が同3月に団体交渉を申し入れたが、市教委は拒否した。

 市教委は、条例に基づく職務命令は団体交渉の対象外と主張していたが、中労委は「組合は命令に反した場合の処分などについて説明と交渉を求めた」とし、団体交渉の対象となる勤務条件に該当すると認定した。

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