【11月27日 AFP】インド中央捜査局(Federal Central Bureau of InvestigationCBI)は27日、同国北部で5月に発生した、少女2人が集団レイプされた末に首をつった状態で発見されたとされていた事件について、2人は実際は集団レイプおよび殺害されておらず、自殺していたと結論づけた。

 2人は12歳と14歳のいとこで、5月にウッタルプラデシュ(Uttar Pradesh)州の村で木から首をつった状態で発見された。

 遺族らは、2人がトイレのない自宅を出て野外に用を足しに出た際に、カースト(身分制度)での身分がより高い複数の男によるレイプされ暴行を受けたと主張。これを受け、インドにおける女性に対する性犯罪に対し国内外から抗議運動が起こっていた。

 数か月の捜査を終えたCBIは声明を発表し、「40件の科学的調査の結果、CBIは2人の少女はレイプの末に殺害されたのではないと結論づけた」と述べた。

 27日付の地元紙ヒンドゥスタン・タイムズ(Hindustan Times)によると、あるCBI高官は、2人は「ある村人との友人関係を家族に反対され、圧力を受けたことによって」自殺したという。(c)AFP/Abhaya SRIVASTAVA