- 2014-11-28 (金) 0:53
- mac
10 月末に発注した Retina 5k iMac(Late 2014)が、約一ヶ月待って、到着しました。
早速、日頃の開発に使えるようにセットアップしましたので、そのメモです。
0. セットアップ
セットアップは、旧 iMac からの移行は行わず、クリーンインストールの状態から行っていきます。
1. OSX 環境設定
セキュリティとプライバシー
- FileVault で暗号化
- ファイアウォールを入にする
Dock
- 画面上の位置を「左」に
- 「Dock を自動的に隠す/表示」にチェック
Spotlight
- 「21. Bing Web 検索」のチェックを外す
キーボード
「キーボード」タブ
- 「キーのリピート」を右端(速い)に
- 「リピート入力認識」までの時間を右端(短い)に
- 「F1, F2 などのすべてのキーを標準のファンクションキーとして使用」にチェック
「修飾キー」をクリック
- Caps Lock キーを「Control」に
- Control キーを「Caps Lock」に
「ショートカットキー」タブ
- 「フルキーボードアクセス」を「すべてのコントロール」に
「入力ソース」タブ
- 日本語を追加
- [日本語] 入力ソースは、ひらがなのみ
- [日本語] 「Windows 風のキー操作」にチェック
- [日本語] “/”キーで入力する文字を「/(スラッシュ)」に
- [日本語] “¥”キーで入力する文字を「\(バックスラッシュ)」に
- [日本語] 「数字を全角入力」のチェックを外す
トラックパッド
「ポイントとクリック」タブ
- 「タップでクリック」にチェック
- 「軌跡の速さ」を右端(速い)に
「その他のジェスチャ」タブ
- 「アプリケーション Expose」にチェック
アクセシビリティ
「ズーム機能」
- 「スクロールジェスチャと修飾キーを使ってズーム」にチェック。修飾キーは「Control」
「マウスとトラックパッド」
- 「トラックパッドオプション」をクリック
- [トラックパッドオプション] スクロールの速さを右端(速い)に
2. Homebrew インストール
アプリケーション類は、Homebrew / Homebrew cask で一気に入れたいので、まずは Homebrea 自体をインストールします。
$ ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
途中で、コマンドラインツールをインストールするかダイアログが出るので、インストールします。インストールが完了したら、brew コマンドが実行できるか確認しておきます。
$ brew -v Homebrew 0.9.5
3. Homebrew / Homebrew cask でアプリケーションをインストール
Homebrew / Homebrew cask でアプリケーションを一括でインストールします。
以前は、brew bundle
コマンドで、Brewfile に記述したアプリケーションを一括インストールする方法があったのですが、もうこのコマンドは存在しません。
ただ、Brewfile の各行の先頭に brew
を追加すれば、単なるコマンドとして使えるので、シェルスクリプトにして、これを実行しました。(単に brew install
や brew cask install
を順に実行するだけ。)
今回利用したファイルは、以下のリポジトリに公開しています。
https://github.com/shin1x1/Brewfile
このリポジトリを展開して、Brewfile
コマンドを実行します。
$ git clone https://github.com/shin1x1/Brewfile $ cd Brewfile $ ./Brewfile
あとは実行が終わるまで待つだけです。時折、インストールに root 権限が必要なパッケージがあるので、その際は順次パスワードを入力します。
4. Dropbox, Evernote の同期
Dropbox と Evernote を起動して、同期を行います。
とくに Dropbox の同期は時間がかかるので、早めに実行しておきます。
5. ライセンスの登録
有償ライセンスを購入しているアプリケーションがあるので、ライセンスキーを設定していきます。
- PhpStorm
- Dash
- Bartender
- iStat Menus
5. シェルの設定
設定ファイル類は、Dropbox にあるので、同期が完了したら、シンボリックリンクを張るスクリプトを実行します。
同期している設定ファイルは以下です。
- .gitconfig
- .gitignore_global
- .vim
- .vimrc
- .zlogin
- .zlogout
- .zprezto
- .zpreztorc
- .zprofile
- .zsh
- .zshenv
- .zshrc
また、「ユーザとグループ」を開いて、ログインユーザの「詳細オプション」(ユーザを右クリック)にある「ログインシェル」を /usr/local/bin/zsh
(Homebrew でインストールした zsh)に変更します。
6. アプリケーションの設定
アプリケーション群は必要に応じて設定していきます。
- PhpStorm まずは、IdeaVim プラグイン。あとはその都度
- iTerm フォントの変更と起動時ウィンドウサイズの変更
- Chrome Google アカウントでログインすれば、同期されるので楽
- Firefox 検索エンジンを DuckDuckGo に変更
- Firefox
about:config
で、browser.newtab.url
をabout:blank
に変更
7. 秘密鍵の設定
あちらこちらに登録している公開鍵用の秘密鍵をインストールしておきます。もしくは新規の鍵ペアを作って、サーバやサービスに公開鍵を登録します。
さいごに
前回 も同じような作業を行いましたが、一番面倒なアプリケーション群のインストールが自動化できているので、楽ですね。
ソースコードは VCS リポジトリで管理して、開発環境は Vagrant、ドキュメント類もクラウド上や社内サーバにあるので、PC は、アプリケーションとその設定群があればセットアップは完了です。データ移行を考えなくてもいいので、良い時代になりましたね。
Retina iMac を1日触った感想としては、ブラウザやエディタなどのテキストがほんと綺麗です。あと、どのアプリケーションを使ってもキビキビ動いて快調です。(旧 iMac がじわじわと遅くなっていたので、余計にそう感じます。)ひとつ気になるのは、Expose でウィンドウを並べる時に、少しひっかかるというか、もっさりします。
レビューなどは、またしばらく使ってみた後に書いてみたいと思います。