めっちゃいいこと言ってるのに「積立王子」とか言うのやめろ

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セゾン投信中野社長の話は、いつも胸に来るものがあるのですが、本日日経電子版に掲載されていた話も、サラリーマン的にうなずける現実的ないい話でした。

日経電子版 わたしの投資論
2014/11/27 投資は奪うものではなく与えるもの(中野晴啓)

詳しくは上記コラムを早めにご覧いただきたいのですが(すぐに見られなくなるでしょうから)、要するに、バイ&ホールドの大切さを説いたお話です。

しかしながら、私が今回特に感銘を受けたのは、単なるバイ&ホールド万歳という話ではなく、中野氏自身が、昔は借金して投資していて自己破産を覚悟することがあったという逸話や、そのうえで、儲けを狙った短期的売買は市場に流動性を供給するという役割はあるかもしれないが実体経済にはたいして影響がないと喝破しているところです。

バイ&ホールドの積立投資がよいと立派なことを言っていても、財閥系運用会社のお偉いさんや、大金持ちの家系に生まれたエリートが言っていることであれば、たとえ正しいことであってもやや興ざめです。なぜなら、彼ら自身は、そもそも投資などしなくても十分豊かに生きていける境遇にあるであろうからです。

(自分もふくめ)ごくふつうの庶民である非エリートが、紆余曲折を経て、それでもエリートと同じ「バイ&ホールドが良い」と思い至ったことに価値を感じるのです。

中野氏は、その若々しい見た目から「積立王子」などと言われていますが、私が思うに、本質は見た目などではなく、借金して投資していたようなふつうのサラリーマンが立身出世したあかつきに、やはりバイ&ホールドの積立投資がよいと思い至った事実こそが大事なのではないかと思うのです。

(もし、ご本人の自己認識とズレていて「ふざけんな俺はふつうのサラリーマンじゃねえ!」と思われたら申し訳ございません・・・)

『投資というとゼロサムゲームで「利益を奪うもの」という感覚が根強いかもしれませんが、本当の意味での投資は圧倒的に「与えるもの」だと知ってほしい』

上記は日経電子版記事中の中野氏の名言ですが、私も投資や情報発信をとおして、いつかは何かを「与える存在」になれたらいいなと思いました。

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