小渕前衆院議員:収入不足計5100万円 観劇会5年分で
毎日新聞 2014年11月26日 21時52分
小渕優子前衆院議員の関連政治団体の不明朗会計問題で、2013年の支援者向け観劇会でも東京・明治座への支出が収入を約780万円上回っていることが26日、群馬県選挙管理委員会が公表した政治資金収支報告書で分かった。これまで公表されている報告書分を合計すると、09〜13年の5年間で観劇会を巡る収入不足は少なくとも計約5100万円となった。
13年の報告書によると、「小渕優子後援会」と小渕氏が代表を務める「自民党群馬県第5選挙区支部」の2団体は13年9月下旬、組織活動費として計約1870万円の入場料・食事代を明治座に支払った。一方、観劇代名目の収入は約1090万円だった。
小渕氏の東京事務所は「刑事告発を受けている関係で質問に対する回答は控える」とコメントした。【尾崎修二、角田直哉】