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小渕氏団体の「観劇会」、平成25年分でも支出超過 ジャガイモにも約95万円

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小渕氏団体の「観劇会」、平成25年分でも支出超過 ジャガイモにも約95万円

衆院本会議に出席するため席に着く小渕優子前経済産業相=21日午後、国会・衆院本会議場(寺河内美奈撮影)

 小渕優子前経済産業相(40)=衆院群馬5区=の関連政治団体をめぐる不透明収支問題で、地元後援会が開催した「観劇会」について、平成25年分の政治資金収支報告書でも支出が収入を約800万円上回ることが26日、分かった。小渕氏の政治団体をめぐっては22~24年分の収支が問題となっていた。

 群馬県選挙管理委員会が同日公表した25年分の収支報告書によると、「小渕優子後援会」は観劇代として収入約737万円を記載。小渕氏が代表を務める「自民党群馬県第5選挙区支部」も観劇代の収入約352万円を記載し、収入は計約1089万円となった。

 一方、観劇会を行った東京・明治座への支出は、後援会が約940万円、第5支部が同じ日付で約937万円を計上。2団体で計約1877万円となり、収入を約788万円上回った。

 観劇会の収支については22、23年分の報告書で、後援会の収入が2年間で計742万円だった一方、後援会と「自民党群馬県ふるさと振興支部」の2団体から計3384万円を支出していた。24年分については収支とも記載がなかった。

 小渕氏の説明によると、観劇会は平成19年から毎年開催し、参加者約2千人から会費1万2千円を集めていたという。説明通りなら毎年約2400万円は収入があったことになる。

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