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長野・小谷村の地滑り 堆積物地層崩壊か
11月27日 20時44分

長野・小谷村の地滑り 堆積物地層崩壊か
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今月22日に長野県北部で震度6弱を観測した地震で、小谷村で起きた大規模な地滑りの現場を専門家が調査したところ、地震の強い揺れでもろい堆積物の地層が崩れたのが原因とみられることが分かりました。

27日は、独立行政法人土木研究所の研究員2人が今回の地震で小谷村の7か所で起きた地滑りの現場のうち、中土地区の4か所を訪れ、詳しい調査を行いました。
その結果、地滑りの規模が最も大きかったところでは、長さが380メートル、幅が330メートルほどに達し、道路を寸断して家屋の中まで土砂が流れ込んでいました。
このほかの場所でも数百メートルに渡って地滑りが起きていました。また、今回の地滑りはもろい堆積物でできた地層が、地震の強い揺れで崩れたのが原因とみられ、雨や雪どけ水が土の中にしみこんだり、余震が起きたりすると、さらに規模が広がるおそれがあるということです。
独立行政法人土木研究所の石井靖雄上席研究員は「住民の方は余震が起きたり、川の水が濁ったりするなど、少しでも異変を感じたら自治体に報告し、避難してほしい」と話していました。
今回の調査を受けて、長野県は地滑りが起きた斜面に計測器を置いて地表の動きを監視するほか、土のうやブロックを積んで補強することにしています。

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