トップページ社会ニュース一覧YS11型機 来月3回目の入札へ
ニュース詳細

YS11型機 来月3回目の入札へ
11月27日 20時44分

YS11型機 来月3回目の入札へ
K10035456211_1411272202_1411272217.mp4

戦後初の国産旅客機、YS11型機のうち引退した1機の売却について、国土交通省は、来月、3回目の入札を予定していますが、売却先が決まらなければスクラップとなる可能性もあります。

売却を予定しているのは、国土交通省が、空港施設の検査のため8年前の平成18年まで運用していたYS11型機です。
引退後、羽田空港の格納庫で保管され、国土交通省は、平成21年と22年の2回、一般競争入札で売却先を探しましたが、応募が1社もなく成立しませんでした。
この機体について、国土交通省は、来月17日、3回目となる一般競争入札を予定していて、今月20日から来月2日まで入札に参加する企業や団体を受け付けています。全長およそ26メートル、翼の端から端まで32メートルのこの機体は、現在、飛べない状態で、国土交通省は、今回、売却先が決まらない場合、スクラップとなる可能性もあるということです。
YS11型機について、国土交通省は、過去に6機を所有し、このうち最も古い時期に製造された1機は、国立科学博物館に移管され、今も羽田空港で保管されています。また、4機はすでに売却され、このうち平成15年には、まだ飛べる状態だった1機が、およそ1300万円で民間企業に、飛べない状態の別の1機が、平成20年、90万円で、JAXA=宇宙航空研究開発機構に売却されています。担当者は、「最後となる今回の1機も、売却先が見つかってほしい」と話しています。

関連ニュース

k10013545621000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ