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福島の帰宅困難区域で代行バスの運行検討
11月27日 14時20分

震災と原発事故の影響で復旧のめどが立っていない福島県の沿岸部を走る常磐線の一部区間について、JR東日本は、早ければ来年の早い時期に代行バスの運行を始める方向で検討していることが分かりました。
実現すれば帰還困難区域内を走る初めての公共交通機関となります。

福島県内のJR常磐線は、震災の津波と原発事故の影響で、楢葉町の竜田駅と南相馬市の原ノ町駅の間のおよそ46キロの区間が今も運転できない状態で、復旧のめどは立っていません。
これについて、沿線の自治体は「公共交通機関の確保は復興に欠かせない」などとして鉄道が再開されるまでの間、不通区間に代行バスを運行するようJRに要望していました。
その結果、JRはことし9月に自由に通行できるようになった国道6号線を使って、早ければ来年の早い時期に代行バスを運行する方向で検討していることが分かりました。
関係者によりますと、代行バスは原ノ町駅を発着点にして、竜田駅か、いわき駅を結び、一日数往復の運行を検討しているということです。
代行バスの運行を含めた常磐線の復旧に向けては、政府とJR東日本で作る協議会が、27日から具体的な検討を始めることになっていて、代行バスが実現すれば帰還困難区域内を走る初めての公共交通機関となります。

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