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地震で国宝松本城の壁にひび11月27日 19時05分
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長野県北部で震度6弱の激しい揺れを観測した地震で、松本市にある国宝、松本城の壁の一部にひびが入るなどの被害が出ていたことが分かりました。
今月22日の地震では、長野県北部で震度6弱の激しい揺れを観測し、県中部の松本市でも震度4を観測しました。
松本市教育委員会によりますと、この地震の影響で国宝に指定されている松本城の天守の4階の壁の一部に10センチ程度のひびが入ったほか、壁の一部がはがれ落ちる被害が確認されました。
また、天守の北側の乾小天守の4階の壁の一部にも5センチ程度のひびが入ったということです。
松本城管理事務所の土屋彰司所長は「幸いひび割れの被害は小さかったので安心している。修復などをどうするか今後検討していきたい」と話していました。
長野県教育委員会によりますと、今回の地震では松本城のほかにも、国の重要文化財に指定されている長野市の善光寺の山門の階段がずれて隙間ができるなど、今のところ、11件の文化財の被害の報告が入っているということです。