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高校野球にタイブレーク 来春から実施11月27日 22時01分
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高野連=日本高校野球連盟は、選手の健康管理対策などとして、試合が延長戦に入ったあと決着をつけやすくするタイブレークを、都道府県の代表で争う来年春の地区大会から全国一斉に実施することを決めました。
野球のタイブレークは試合が延長に入ったあと、ランナーを置いた状態から攻撃を始める制度です。高野連は、猛暑の中で長引く試合などを考慮した、選手の健康管理と日程を順調に進めるための対策の一つとして、春と夏の甲子園で将来的な導入を目指しています。そして、27日、大阪で開かれた理事会で、都道府県の代表が出場する来年春の東北大会や近畿大会など全国9つの地区大会で一斉に実施する案を提案し、全会一致で承認されました。
今後は延長の何回からタイブレークを始めるかや、ランナーを何人置くかなどルールの詳細を来年の1月中に決めることになります。また、春と夏の甲子園での導入は、春の地区大会が終わったあと、高野連に設けられた委員会や地域の意見を踏まえて改めて検討するとしています。
高野連の竹中雅彦事務局長は、「甲子園の大会で将来、導入するためのステップという考え方は変わっていない。大きな改革なので、これからもいろいろな方の意見を聞きながら一歩一歩進めていきたい」と話しています。