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次世代 衆院選公約 アベノミクス軌道修正を
11月25日 19時08分

次世代 衆院選公約 アベノミクス軌道修正を
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次世代の党は衆議院選挙の公約を発表し、追加の金融緩和の撤回など安倍政権の経済政策、アベノミクスの軌道修正を求めることや、国民の手による自主憲法の制定などを打ち出しています。

次世代の党は25日、山田幹事長が記者会見し、衆議院選挙の公約を正式に発表しました。
公約では「子どもたちや、まだ生まれぬ将来世代にこれ以上負担を先送りすることは許されない」としたうえで、年金や医療などの給付を効率化するなどして、どの世代にも公平な社会保障制度を実現するなどとしています。
また、アベノミクスの基本的な方向性は是とするが、GDP=国内総生産の伸び率が2期連続でマイナスになったことを踏まえ軌道修正が必要だとして、追加の金融緩和はいったん白紙撤回して、過度の円安を是正するとしています。
一方、国民の手による自主憲法を制定して、国民の生命や財産を守るために必要不可欠な自衛権と自衛隊に関する規定を新設することや、「天皇は象徴的元首」としたうえで首相公選制を導入することを盛り込んでいます。
外交・安全保障の分野では、集団的自衛権に関する憲法解釈を適正化するとともに、個別的自衛権と集団的自衛権の行使の要件を明確化する安全保障基本法制を整備することや、いわゆる従軍慰安婦の問題などについて歴史的な事実を明らかにし、国や国民の尊厳と名誉を守ることを明記しています。
エネルギー分野では、世界最先端の原子力技術を維持したうえで、自然エネルギーの活用を拡大するなどして、脱原発依存体制を構築するとしています。
さらに、生活保護の適用対象を国民に限定したうえで、困窮している外国人のために別の支援制度を設けるとしています。

「アベノミクスには夢がない」

次世代の党の山田幹事長は記者会見で、安倍政権の経済政策・アベノミクスについて、財政出動が公共事業に偏るなど夢がないとしたうえで、衆議院選挙では、自然エネルギーの普及などに積極的に予算を振り向けるよう訴えていく考えを示しました。
この中で、次世代の党の山田幹事長は、アベノミクスについて、「財政出動が従来型の公共事業に偏っているため、ほとんどの国民に有効なお金が回っていない。アベノミクスには夢がない」と述べました。
そのうえで、山田氏は「洋上の風力発電やロボットの開発など、大きなプロジェクトを設定して、予算を回していくべきだ。夢を次世代のために、きちんとつくっていくべきだ」と述べ、衆議院選挙では、自然エネルギーの普及や新技術の開発などに積極的に予算を振り向けるよう訴えていく考えを示しました。
また、山田氏は「次世代の党は、あえて火中のくりを拾う思いで、いわゆる従軍慰安婦の問題を取り上げるなど、国民のためになると思うことを主張してきた。タブーに挑戦し、行動していくことを通じて、党の存在感を示していきたい」と述べました。

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