- 作者: 中山マコト
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2012/05/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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会社を辞めて、フリーランスとして活動してきた著者が、フリーで働くノウハウについて基本的なことから著者独自の方法まで書いています。とくに、自分の売り出し方に関して詳しく書かれています。
また、実際の名刺も載っていたり、いろいろ実践的に学べる本となっています。
- フリーランスとして働いている、あるいは、働くことを視野に入れている人
- 自分の売り出し方やフリーで働くときに知っておきたい知識や心得を身につけたい人
フリーランスにとっての「入るを量りて出ずるを制す」とは、収入を安定させ、支出を極力抑えること。
サラリーマンであれば、必要な経費は会社が負担してくれます。しかし、フリーランスとなれば、自分で負担しないといけなくなります。
そこで、フリーランスは事務所を持たない・借金をしないなどの工夫により、まず、お金が出ていく部分を締めます。そして、複数のクライアントを持ち、収入を安定したものにしていきましょうと提案しています。
これがフリーランスの「入るを量りて出ずるを制す」です。
来月の収入がよく分からないのに、家賃などの固定費は着実にかかるというのは怖いですよね。
「イメージング能力=将来どうなっていたいか」を明確にするチカラが、プロフェッショナルフリーランスを目指すには、絶対に必要です。
何をしたいかではなく、将来の自分がどうなっていたいかをはっきりとイメージする力が重要となってくると言っています。自分の未来が明確にイメージできることで、逆算し、今何をすべきかやライバルが見えてくるのです。
たしかに、今やりたいことをとにかくやっていくだけではどこに漂着するか分かりません。これは立ち止まって考えたり意識したいことですね。
理由は、いわゆる自主提案は、相手にとっては「割り込み」だからです。
一見、自主提案、自主プレゼンをして、クライアントから仕事を受けるのは良いことのように思えます。しかし、これは迷惑に当たることもあると著者は指摘しています。
出来がよくて採用したい場合は、予算取りをしないといけないからです。
企業では、イレギュラーな飛び込み業務に対して、予算をつけるのは労力のかかることになってきます。そこで、担当者の反応が良くても、実現しないこともあり、実はリスクの大きいことです。
こういうことから、クライアント側で新たに予算を獲得する必要が出てくるような提案は止めましょうというわけなのです。
- フリーランスはお金において「入るを量りて出ずるを制す」という姿勢でいること
- 将来自分がどうなっていたいのかはっきりとイメージしよう
- クライアントにとって割り込みとなるような提案はしない
以上、『フリーで働く! と決めたら読む本』の読書記録でした。
それでは、またお会いしましょう!
- 作者: 中山マコト
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2013/09/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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