ニュース詳細
産経問題 局長級協議で韓国側に遺憾の意11月27日 19時42分
K10035440611_1411271954_1411272001.mp4
日本と韓国の局長級協議が27日、ソウルで行われ、外務省の伊原アジア大洋州局長は、産経新聞の前ソウル支局長が在宅起訴されたことについて改めて遺憾の意を伝えました。
韓国を訪れている伊原アジア大洋州局長は、27日午後、韓国外務省のイ・サンドク(李相徳)北東アジア局長と協議しました。
協議のあと、伊原局長は記者団に対し、パク・クネ(朴槿恵)大統領の名誉を毀損したとして在宅起訴された産経新聞の前ソウル支局長の初公判が27日開かれたことについて「報道の自由と日韓関係の点で、今起きていることは大変遺憾だと伝えた」と述べ、韓国側に遺憾の意を伝えたことを明らかにしました。さらに、保守系団体のメンバーらが法廷の中で前支局長を大声で非難したほか、裁判のあと、前支局長の車を取り囲んで卵を投げつけたり車をたたいたりしたことに対し、再発防止を求めたということです。
一方、27日の局長級協議では、年内にも開催することが検討されている日本、中国、韓国の3か国の外相会議についても話し合われたということで、伊原局長は、韓国が中国との間で日程調整を行っている段階だとして、早期の開催に期待を示しました。
日韓関係は、首脳会談が行われないなど冷え込んだ状態が続いており、伊原局長は、記者団に「双方の努力が必要だ」と述べ、改善に向けて双方が歩み寄る必要があるという考えを示しました。