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【コラム 撃戦記】

「誰が最強か」がわかる基準が必要

2014年11月25日

 ボクシングの世界戦が増えた。日本ボクシングコミッション(JBC)が2008年に女子を承認し、昨年はIBFとWBOに加盟してWBC、WBAと併せ世界4団体になったことで、さらに増えた。だが、ここで問題になってきたのが、王者の質である。1階級に4人の世界王者がいることで弊害が出てきたのだ。

 格闘技の最大のテーマは、「誰が最強か」にある。しかし、それを評価するのは防衛回数なのか、統一戦の勝者なのか。統一戦にしても、2団体か、3団体か、4団体か。ランキング付けにも明快さが欠ける。テニスの錦織圭が上位ランカーを破るたびにランクを上げた。誰が見ても分かりやすく納得できた。そういうものが、ボクシングにも必要だ。

 JBCが東西の運動記者クラブに委託する年間最優秀選手選考会が近づいた。最優秀選手賞と技能、殊勲、敢闘の3賞に各1人を選出。他に努力、KO、新鋭、最高試合、特別の各賞がある。選考する側からは、4団体になって評価が難しいという声が出ている。

 選手層の薄い女子は世界戦が比較的容易に組まれる。男子も階級を変更したり団体を替えて挑戦したりが目立ち、防衛回数を重ねることよりも複数階級制覇の方が評価されがちだ。現状にマッチした基準を設けることが必要だろう。 (格闘技評論家)

 

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