逸ノ城、子どもには笑顔

　新関脇だった大相撲九州場所で勝ち越した逸ノ城（２１）＝湊＝が２５日、部屋の後援会がある大分県日田市を訪れ、子どもたちと交流。場所後も続く過密日程にお疲れモードだった。

　新関脇場所を終えても逸ノ城に休みはない。人気力士の宿命だ。千秋楽翌日は取材、この日は午前中から同市の朝日保育園、朝日小学校を立て続けに回ったが、あくびしたりボーッとしたりと注意力は散漫。「明日から本当にゆっくりします。残った３、４日間ゆっくり休みます」と本音をこぼした。

　ただ、子どもたちと触れ合うと疲れを見せず、ニコッとはにかむ逸ノ城スマイル全開だった。朝日小で行われた相撲大会では、女子児童に泣き叫ばれる場面も。それでも「子どもが好きなので楽しかった」。つかの間の休息をはさんで、３０日熊本から始まる巡業に備える。　（永井響太）