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【大リーグ】

岩隈、レッドソックス移籍説浮上 田沢、上原との黄金リレーなるか!?

2014年11月26日 紙面から

 レッドソックスが、マリナーズの岩隈久志投手(33)をトレード獲得する可能性が浮上した。24日にレ軍の地元紙ボストングローブ(電子版)が、ヨエニス・セスペデス外野手(29)とのトレードで右腕の獲得に向かう公算を伝えた。レ軍はこの日、ハンリー・ラミレス遊撃手(30)=ドジャースからFA=とパブロ・サンドバル三塁手(28)=ジャイアンツからFA=を補強。ラミレスを外野に回せば、セスペデスが余剰戦力になるためで、これまでの経緯を見ても、実現の可能性はありそうだ。

 岩隈から田沢、そして上原へ−。夢のような日本人トリオのリレー完成が、にわかに現実味を帯びてきた。レッドソックスは大物FAのラミレスとサンドバルを、一挙に2人獲得。ボストングローブ紙によれば、レ軍は遊撃を若手ボガーツに守らせる方針で、ラミレスには外野への転向案が浮上。そうなると外野手のセスペデスをトレードの駒に仕立てられる。

 「セスペデスは、右打ちの大砲が欲しいマリナーズにぴったりだ。セスペデスが交換要員ならば、岩隈を獲得できる可能性がある」と同紙。7月にアスレチックスからトレード移籍したセスペデスは、チームになじめず移籍を希望していると伝えられている。

 見返りに岩隈を望むというのも荒唐無稽な話ではない。今月中旬、レ軍は既にセスペデスと岩隈の交換トレードをマリナーズに打診。米メディアは、その時点でマ軍の首脳陣が対応を話し合ったと報じた。

◆来オフFA高騰

 また、岩隈は来オフにFAとなるが、年俸は来季の700万ドル(約8億3000万円)から跳ね上がるのは必至。もともと財布に余裕がないマ軍では慰留できないと見て、岩隈をトレード放出する可能性を問い合わせる球団は、枚挙にいとまがないという。

 もちろん、エース流出となればマ軍にとっては大打撃。地元紙シアトル・ポストインテリジェンサー(電子版)は24日、この一報を受けて「岩隈とセスペデスの交換トレードを実現するべきか」とのサイト閲覧者投票を実施。25日午前6時時点で、73%が「ノー」と回答し、多くのファンが岩隈の残留を願っているのは確かだ。

 いずれにしろ、2年ぶりの世界一奪還に向けて動きが活発になってきたレ軍。今季ア東地区最下位に終わった名門は、巻き返しに向けて今後もオフの主役となりそうだ。

 

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