渋谷ラブホテル街で土砂崩れ!工事現場で生き埋め、作業員死亡
東京・渋谷区道玄坂で24日午前11時45分ごろ、水漏れ確認のために縦穴を掘っていた作業現場で土砂崩れが起き、作業員の男性が生き埋めになった。男性は約3時間後に救助されたが、搬送先の病院で死亡が確認された。警視庁渋谷署によると、死亡したのは、足立区の土木作業員・山田順司さん(44)。事故当時、山田さんは一人で作業していたという。工事現場は土砂災害危険箇所だった可能性もあり、同署では業務上過失致死も視野に入れて調べを進めている。
白昼の渋谷の繁華街が騒然となった。JR渋谷駅の西約500メートルの道玄坂2丁目。ラブホテルが密集する一角に救急車両やパトカー数台が殺到し、土砂の中での救出作業が行われる現場には人だかりができた。
渋谷署によると、防水工事業者は午前8時半ごろから作業を開始。ビルに入居するバーの経営者から「水漏れするので調べてほしい」との依頼を受けての確認作業だった。作業は3人で行い、建物脇の道路に縦穴(直径約1メートル、深さ約3メートル)を掘った。山田さんが一人で穴の中で作業している最中に穴の側面が突然崩壊し、土砂がなだれ込んできたという。
119番通報を受けて駆けつけた警察と消防が土砂をかき出すなどの救助活動を行い、午後2時55分ごろ山田さんを発見。病院に搬送されたが、3時半ごろ死亡が確認された。窒息死とみられる。路上には土砂が噴き出しており、救出作業を目撃した30代の女性は「まさか渋谷でこんな事故が起こるなんて」と絶句。現場検証が終わったころには、花と缶ビールが供えられていた。
東京都建設局によると、都内には3718か所の土砂災害危険箇所がある。港区では今年10月に豪雨による土砂崩れの恐れがあり、避難勧告を出している。道玄坂2丁目内にも「急傾斜地崩壊危険箇所」に指定されている区域があり、事故現場が区域に該当すれば、業者の過失責任が問われる可能性もある。