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産経前ソウル支局長 初公判で争う姿勢
11月27日 12時24分

産経前ソウル支局長 初公判で争う姿勢
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韓国のパク・クネ(朴槿恵)大統領の名誉を傷つけたとして、在宅起訴された産経新聞の前ソウル支局長の初公判が27日、ソウルの裁判所で開かれ、前支局長は起訴された内容を否認し、裁判で争う姿勢を示しました。

産経新聞の加藤達也前ソウル支局長(48)は、ことし8月、産経新聞のウェブサイトに掲載したコラムで、パク・クネ大統領の名誉を傷つけたとして、インターネットを使って名誉を毀損した罪に問われています。
初公判は、27日午前、ソウル中央地方裁判所で開かれ、前支局長は日本や韓国の記者らが大勢見守るなか、法廷に入りました。
裁判で加藤前支局長は「大統領個人をひぼうする意図は全くありません。裁判には誠実に臨みたい」と述べて、起訴された内容を否認し、争う姿勢を示しました。
前支局長のコラムは、パク大統領が4月の旅客船沈没事故当日、7時間にわたって所在不明になっていたと伝えた韓国の新聞を引用するとともに、大統領と特定の男性とのうわさなどを紹介しています。これについて、検察側は客観的な事実と異なる内容で大統領をひぼうし、名誉を傷つけたなどと主張しており、今後の裁判では、前支局長にひぼう中傷の意図があったのかや報道の公益性が認められるかどうかが争点になるとみられます。

官房長官「適切な対応求めていきたい」

菅官房長官は、午前の記者会見で「民主国家として最も尊重されるべき、報道、表現の自由、さらには日韓関係の観点から極めて遺憾であるという立場をわが国は明確にしている。日韓両国の外務省の局長級協議においてもしっかりと取り上げて、適切な対応を求めていきたい」と述べました。

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