「NPB80周年ベストナイン」に選ばれた野球界のレジェンドたち。長嶋氏(左から3人目)はコメントを求められ、感無量の表情だった(撮影・中鉢久美子)【拡大】
ONの共演が実現。長嶋氏と壇上で並んだ王氏は「先人に感謝したい。2000以上の四球を得たことはひそかに誇りに思っています」と歴代最多の868本塁打より、歴代最多の2390四球に胸を張った。
長嶋氏の記憶も色あせない。「陛下の前で野球をやれたことは素晴らしいことだと思います。サヨナラ本塁打? 狙ってません。たまたまいっただけです」。壇上に立ったミスタープロ野球は、目の前に座るプロ野球の後輩たちを温かく見守っていた。 (上野亮治)
NPBアワーズとベストナイン
日本野球機構(NPB)は、昨年までタイトル受賞者などを表彰してきた「プロ野球コンベンション」の名称を、プロ野球80周年の節目である今年から「NPBアワーズ」に変更した。大正製薬が特別協賛し、公式タイトルは「NPB AWARDS 2014 supported by リポビタンD」。 ベストナインはプロ野球担当記者らによる日本シリーズ開幕前までの投票で決まり、今季は20日に発表された。第1回表彰は1940年で、47年の第2回からは毎年表彰が行われている。
(紙面から)