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タカタのリコール、全米規模への拡大を当局命令

ロイター 11月27日(木)4時24分配信

[デトロイト 26日 ロイター] - 米道路交通安全局(NHTSA)は26日、タカタ<7312.T>製エアバッグの欠陥をめぐり、運転席に搭載されたエアバッグのリコール(回収・無償修理)を全米規模に拡大するよう同社に命じた。

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これにより、ホンダ<7267.T>、マツダ<7261.T>、米フォード・モーター<F.N>、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)<FCHA.MI><FCAU.N>傘下のクライスラー・グループ、独BMW<BMWG.DE>各社の車両に影響が及ぶ。

タカタは12月2日までにリコールを通知することが義務付けられる。期限を順守できなければ、NHTSAは、リコール対象車量1台につき最大7000ドルの罰金支払いにつながる「手続きを開始する可能性がある」としている。

ただ、1企業に科すことができる罰金の上限は3500万ドルに設定されていることから、NHTSAの措置には限界がある。米運輸省は3億ドルへの引き上げを議会に求めている。

今回の措置に伴うリコール台数は明らかになっていない。これまでに実施されている一部地域でのリコールでは、約410万台が対象となっている。

最終更新:11月27日(木)7時50分

ロイター

 

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