リーバイス®2015年春夏展示会
歴史に刻む、新たな501®が誕生
左が501®、右が501®CT
並べるとシルエットの違いがよく分かる
リーバイス®2015年春夏展示会が11月19~20日に行われた。今回の展示会では2015年版の「501®」として、新型番「501®CT」が発表された。
CTとは“カスタマイズテーパード”の頭文字をとったもの。国内唯一のカスタマイズを承るリーバイス®ストア新宿店4階の「テーラーショップ シンジュク」には、これまで「501®」をベースに“テーパード”シルエットにカスタマイズするお客さまが多かったことからインスピレーションを受け、新たな型番として「501®CT」を作ることとなった。ウエストのサイズは従来の「501®」よりも1サイズ大きくし、裾は6cm細くすることで、ひざ下から足首にかけでテーパードさせた特徴的なシルエットになっている。発売は2015年2月末から開始される予定だ。
501®CTを穿いてみると、
スッキリとしたひざ下のラインが
今時なシルエットになっている
レッドタブは「サンフランシスコ」を2015年春夏のシーズンテーマに展開。霧が印象的な街“サンフランシスコ”に太陽の光が差し込んできたような海辺の街を思わせる色合いをピックアップ。洗いざらしの白やサンドベージュなど、ナチュラルで爽やかなカラーリングが特徴となっている。メンズコレクションでは、「511」を代表とするスリムストレートフィットや、より現代的なスリムとして新たに「522 スリムテーパード」が登場し、最近注目されている細身なシルエットをリーバイス®でも提案している。レディースコレクションでは、革新的なシェイピングジーンズとして13年8月から発売開始した「リーバイス® レベル」で、シーズンテーマに合わせたカラーとシルエットを展開。トップスも充実させ、波打ち際をイラストにした総柄シャツや洗いざらしのような素材感のカットソーなども揃えた。
歴代の501®を並べると、
作りの違いでその時代背景が浮かび上がる
サンフランシスコの海岸沿いを思わせる、
ナチュラルなカラーリングと爽やかでスポーティーな雰囲気を演出
お客さまからの要望(カスタマイズ)が多かったことから、新しい製品が生まれるという、今までない試みがされた今季。今後もこういった、挑戦的な製品の登場に期待したい。
(ファッションライター 苫米地香織)