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 パリで開かれているユネスコ(国連教育科学文化機関)無形文化遺産の政府間委員会で26日(日本時間27日)、「和紙 日本の手漉(てすき)和紙技術」の登録が正式に決まった。2009年に登録されていた「石州半紙(せきしゅうばんし)」(島根県浜田市)に、「本美濃紙(ほんみのし)」(岐阜県美濃市)と「細川紙(ほそかわし)」(埼玉県小川町、東秩父村)を加え、「和紙」として登録されることになった。

 無形文化遺産は、芸能や祭り、伝統工芸技術や社会的慣習などが対象。国内からは、昨年の「和食 日本人の伝統的な食文化」など22件が登録されている。(藤井裕介)