ベネッセ:プライバシーマーク取り消し

2014年11月26日

ベネッセコーポレーションの顧客情報が漏えいしたことに関して記者会見する(奥右から)ベネッセホールディングスの原田泳幸会長兼社長、ベネッセコーポレーションの小林仁社長ら=東京都中央区で2014年7月9日、喜屋武真之介撮影
ベネッセコーポレーションの顧客情報が漏えいしたことに関して記者会見する(奥右から)ベネッセホールディングスの原田泳幸会長兼社長、ベネッセコーポレーションの小林仁社長ら=東京都中央区で2014年7月9日、喜屋武真之介撮影

 通信教育大手ベネッセホールディングス(HD)の顧客情報漏えい事件で、日本情報経済社会推進協会は26日、ベネッセHD子会社のベネッセコーポレーションへの「プライバシーマーク」付与を取り消したと発表した。このマークは、個人情報の適切な保護措置を講じている事業者に対して同協会が付与している。

 ベネッセでは今年7月、大量の顧客情報が元システムエンジニアによって外部に持ち出されたことが発覚。同協会は「事実関係を確認したうえで厳正に対応する」と発表していた。ベネッセHDがまとめた報告書を基に審議し、取り消しを決めたという。決定は20日付。

 決定に対しベネッセHDは「厳粛に受け止める。引き続き全グループをあげて再発防止に取り組み、信頼回復に努めたい」としている。【佐々本浩材/デジタル報道センター】

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