原子力規制委員会は26日、東京電力が昨年8月に福島第1原子力発電所3号機でがれきを撤去した際に、放射性セシウムが飛散した影響の分析結果をまとめた。25キロメートル圏内の5地点を調べたところ、北に3キロメートル離れた福島県双葉町で放射性セシウム降下量が1平方メートルあたり3万4000ベクレルに達し、高い値を検出した。
他の4地点ではがれき撤去前後で変化はほぼなかった。約20キロメートル離れた南相馬市で収穫されたコメを汚染したと一部で指摘されたが、その可能性は否定した。
東京電力、福島第1原子力発電所、福島原発、放射性セシウム、原子力規制委員会