岡山県のニュース
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総社市で前方後方墳発見
大きな台形の盛り土から、小さな台形の盛り土が突き出したような形をしている「前方後方墳」と呼ばれる古墳が総社市の郊外で新たに見つかりました。
見つかったのは全長はおよそ65メートル、幅はおよそ38メートルの「前方後方墳」で古墳時代では比較的早い4世紀前半につくられたとみられています。
総社市秦地区の地元では茶臼嶽と呼ばれていて去年9月、頂上の標高およそ190メートルまで登った男性が「古墳ではないか」と指摘したのを受けて岡山大学と市の教育委員会が調査したところ、土の盛り方が人工的で大きな台形から小さな台形がつきだしたような形の「前方後方墳」と確認されました。
教育委員会によりますと「前方後方墳」としては、岡山県内で3番目の規模になり地域の首長クラスの人物が葬られたと見られています。
古墳は山の名前から「茶臼嶽古墳」と名付けられました。
周辺の山中では、形式が違うものを含めて古墳がほかに33基見つかっています。
調査した岡山大学の新納泉教授は「今回の発見は、古墳が集中するこの地域の特異性を、西日本の古墳時代の中に位置づけるものとして大きな意味がある」と話しています。
11月25日 18時58分