民主 枝野氏 当面野党再編に慎重姿勢

11月26日 18時46分

民主党の枝野幹事長は、東京都内で講演し、衆議院選挙のあとの野党再編の可能性に関連して、「国会での協力を積み重ねるなかで、野党が一緒になったほうがいいということがあれば、そのときに考えることだ」と述べ、当面は、野党再編に慎重に対応する姿勢を示しました。

この中で、民主党の枝野幹事長は、衆議院選挙について、「自民党１強の政治構造は、民主政治にとってよくなく、しっかりとした対抗勢力が必要だ。そこは、失敗も含めて、長い経験と蓄積があるわれわれが軸になるしかない。時の風に関係なく勝てるようになってはじめて、本当の意味での２大政党になるので、今回の選挙はそれに向かう大きな試練だ」と述べました。
そのうえで、枝野氏は、衆議院選挙のあとの野党再編の可能性に関連して、「野党が政策の違いを乗り越えて、国会で協力するところは協力するということを積み重ねるなかで、一緒になったほうがいいということがあれば、そのときに考えることだ。今から、選挙後に再編だと言ったら、国民に対して無責任だ」と述べ、当面は野党再編に慎重に対応する姿勢を示しました。