逮捕から1週間 筧千佐子容疑者、「婚姻歴」消去
直接証拠が無い殺人事件、逮捕から1週間です。
京都府向日市で夫に青酸化合物を飲ませて殺害した疑いが持たれている筧千佐子容疑者(67)が、過去の婚姻歴を戸籍から消して結婚を繰り返していたことが分かりました。
去年12月、京都府向日市の自宅で、夫の勇夫さん(当時75)に青酸化合物を飲ませ殺害した疑いが持たれている筧千佐子容疑者(67)が逮捕されてから1週間。
千佐子容疑者は依然、否認を続けています。
【逮捕前の千佐子容疑者(ことし3月)】
「(結婚回数は)4回。大阪と兵庫と京都と松原」
勇夫さんが「4人目の夫」だった千佐子容疑者。
勇夫さんと出会うまでに3回、結婚と死別を繰り返していましたが、千佐子容疑者の戸籍には、過去の婚姻歴が一切見当たらないことが新たに分かりました。
戸籍は本籍地を変える手続きをとると一旦「リセット」され、新たな戸籍には、過去の結婚相手の名前などが記載されなくなります。
警察は、千佐子容疑者が過去の婚姻歴を隠して勇夫さんに近付こうと工作した疑いがあるとみて、調べを進めています。
逮捕前、千佐子容疑者は「理想の結婚生活」について、こう語っていました。
【逮捕前の千佐子容疑者(ことし3月)】
「相手の健康管理は私がするし、美味しいもの食べさせてもらったり、互いに楽しく暮らすこと」
捜査関係者によると、千佐子容疑者は警察の取調べに対し、事件に関すること以外は積極的にしゃべっていて、結婚について「男の人が求めるのは、まず料理、洗濯」などと話しているということです。
2014年 11月 26日 19時 29分 更新