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ビジュアル重視!関東の珍祭りまとめ

全国には知らないだけで変わったお祭りがたくさんあるんです。そんな中でも今回は、見た目重視で“なんだこれ!?”とうなりたくなるような、関東の珍祭りをまとめてみました。

更新日 2014/10/25

ヒゲなで祭り

場所:千葉県香取市大倉1 側高神社
日時:1月第2日曜日
時間:13時30分ごろ~

約800年前の建保2年(鎌倉時代)に始められたと伝えられ、五穀豊穣と子孫繁栄を祈願する伝統行事。
氏子の間で祭り当番を引き継ぐ儀式として、西側に座した当番が東側に座す新当番に酒を勧める際、立派な髭をなでることから「ひげなで祭」と呼ばれるようになった。
髭をなでられたら新当番は大椀で何杯でも応じなければならない作法で、紋付きはかま姿で大仰にカイゼル髭をなでる姿がなんとユーモラスな奇祭。
境内では甘酒などもふるまわれ、寒さを忘れて楽しめる。
市の無形民俗文化財に指定。

高道祖神社 道祖神祭

場所:茨城県下妻市高道祖4495-2 高道祖神社 (たかさいじんじゃ)
日時:旧暦の1月14日

道祖神祭りは毎年旧暦の1月14日にあたる日に行われ、お祭りの前半では「子授かり」、後半には「追儺」を祈願する行事が行われます。

お祭りの後半に行われる「追儺」は、年男達が拝殿の前で御利益なある福豆をまきますが、福豆だけでなく「お餅」や「お菓子」や「おもちゃ」などの福物も同時に巻かれます。
さらにその福物の中には景品が当たる抽選券も入っているので、現場は老若男女問わず狂喜乱舞の大盛り上がりとなります。

社務所にて、陰陽物を模したお餅が売られており、¥500と手軽なものから、¥5000程の立派なお餅もありました。これらは、家に戻って、男性は女陰を模した方を、女性は陽物を模した方を食べると、さらなるご利益があるとのことです。

真蔵院 雷の大般若

場所:東京都江戸川区東葛西4丁目38番9号 真蔵院
日時:2月の最終日曜日
時間:8時30分~

長襦袢を身につけ、おしろいと真っ赤な口紅で化粧をし女装した男達が、真蔵院を中心に周辺の家々を、厄除けの黄色い布や御札を手渡しして回る、江戸川区東葛西の奇祭。江戸時代末期にコレラが蔓延した際、当時の和尚が『大般若経』を背負って家々を回ったところ、被害をまぬがれたことが由来といわれる。また、ある結核にかかった妹のために、兄が妹の長襦袢をきて厄払いをしたことが、女装の始まりの有力説となっている。

ジャランポン祭り

場所:秩父市久那 下久那公会堂、諏訪神社
日時:毎年3月15日に近い日曜日

そのむかし、村内に疫病が流行したとき、病苦にあえぐ人々を救うために、諏訪神社に人身御供を献じ、悪疫退散を祈願したことによる

「ジャランポン祭り」とは、諏訪神社春祭りの前夜祭。生きている人を生き仏(死者)に見立て、一般的なお葬式と同じことをしながら飲めや歌えの大騒ぎをするそうだ。生き仏役の方は、白装束をまとい、額には三角の紙をつけ、棺に入る。なぜか、一升瓶を抱えながら(笑)メインの坊さん役は、黒染めの袈裟をまとう。お付きの坊さん達は唐草模様の風呂敷姿というのだから、その設定だけでも笑いがこみ上げてくる。
生き仏の役は、毎年、何人かの候補から選ばれるのだが、基本的には地元地域の方が担当しているとのこと。今年は、地元に住む42歳の厄年の男性が、厄払いの意味もこめて担当するそうだ。
最も重要とされる、お坊さんの役は、決まった方が担当しており、でたらめでいい加減な言葉、その人の失敗談など、ユーモア溢れる読経に、周囲は大爆笑。酔いも回って、毎年大盛り上がりなのだとか。
開催時間は1時間程度で、葬儀が終わると神社へ棺を運び、真っ暗な境内で万歳三唱し、生き仏が蘇るところでクライマックスを迎える。

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