情報システム

情報システムのトピックス-PR-

[法人PC再定義2]Chromebook+ライセンス料金の6万円で「安い」の声

2014/11/13
西村 岳史=日経コンピュータ (筆者執筆記事一覧

前編はこちら。

 サードパーティ製のソフトやサービスを用意しなくても簡単に管理できる点が受けて、米国でChromebookは一定のポジションを占めつつある。グーグルは「米国における2014年1月から5月の企業向けノートPC市場は35%がChromebookだった」と、その実績をアピール。文教市場でも「4~6月に全世界で100万台売れた」とした。

 端末ベンダーも「ニューヨーク市教育局の4万台をはじめ、米国でいくつもの教育機関に数千台規模で納品した」(日本エイサープロダクトセールス&マーケティング部プロダクトマーケティングプロダクトスペシャリストの惠寧氏)、「チェスターフィールド郡公立学校に3万2000台、オークランド統一学区83カ所のキャンパスに8000台などの実績がある」(デルエンドユーザーコンピューティング統括本部の飯塚祐一ビジネス ディベロップメント マネージャー)といった数字を挙げている。

教育機関の関心は高い

 日本でも先行したのは文教市場だ。正式発表に先立ち、東京の私立中高一貫校の広尾学園が2014年5月に38台を導入した。「医進・サイエンスコース」の高校1年生が授業でChromebookを使っている(写真1)。

写真1●広尾学園が公開したChromebookを使った授業風景
[画像のクリックで拡大表示]

 「以前機器を導入したときは、得意な先生3人で2日間かけて機器ごとの設定をしていた。Chromebookは管理コンソールで一気に設定を済ませられる」。広尾学園医進・サイエンスコースマネージャーの木村健太氏は、学園主催の説明会でChromebookの端末管理の手間の少なさをそう説明した。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteでクリップする
  • 印刷する

今週のトピックス-PR-

この記事に対するfacebookコメント

nikkeibpITpro

▲ ページトップ

CIO Computerworld

Twitterもチェック