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[法人PC再定義1]管理コスト大幅削減を武器に企業へ食い込むChromebook (4/4)

2014/11/12
西村 岳史=日経コンピュータ (筆者執筆記事一覧

 数々のセキュリティ機能を標準で搭載する点も特徴の一つだ。ウイルス対策機能や保存するファイルの暗号化、Webページやアプリをそれぞれ独立した環境で実行して不正な処理が起こったときの影響を最小限にする「サンドボックス」、起動時にシステムの改ざんをチェックして不備があったら自動で修復する「確認付きブート」、問題が起こったときにすぐに初期状態に戻す「復元モード」などがある。

写真7●左からソフトバンクコマース&サービスICT事業本部MD本部モバイルクラウドビジネス統括部モバイルクラウドサービスマーケティング部の岩瀬直行部長、同ICT事業本部MD本部の原山健一本部長、ソフトバンクテレコム営業・事業推進本部データ・クラウド事業推進統括部の中塚博康統括部長
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 こうしたセキュリティや管理の機能はもちろんWindowsでも実現できる。様々なソフトウエアやサービスを組み合わせて環境を作り込める点では、Windowsの方が柔軟性が高いともいえる。Chromebook(Chrome OS)が優れているのは、管理できる状態にするまでの工数の少なさだ。

 「導入時も含めて管理のために端末を個別にメンテナンスしなくてよいのは管理者にとって大きなメリット。運用コストの削減につながる」。ソフトバンクテレコムと一緒にChromebookを取り扱うソフトバンクコマース&サービスでICT事業本部MD本部の本部長を務める原山健一氏(写真7)は、導入を検討している企業の評価が高いポイントについて、そう説明する。

後編に続く。

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