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進まぬ世代交代...IT技術者の高齢化が深刻だった

IT業界では技術者の高齢化が進む中、次世代を担う人材の確保が困難な状況に追い込まれているそうです。

更新日: 2014年11月26日

ppp_comさん

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■IT業界が人材確保に追われている

人材が不足していると答えた企業は、5年前の49%から去年は82%に急増

独立行政法人の情報処理推進機構が、IT関連の企業を対象に行った調査結果より

人材の量だけでなく、質(スキル、ケイパビリティ)の両面で不足している

■焦りの理由は"技術者の高齢化"

日本の高齢化は加速を続けている。新しい産業であるIT業界とて、もはや例外ではない

40歳前後に“団塊ジュニア”と呼ばれる人数の多い世代はあるものの、その下の世代は人数が減り続け、今後も増える見込みがなく、働き手は減るばかり

■この現状に企業は危機感を抱いている

40歳代や50歳代を中心とする少数のベテランスタッフに依存したIT組織運営の10年後に思いを巡らせて、危機意識をもつIT 部門長は少なくない

「自分がいないと困るだろう」とばかりに、知識や情報を囲い込み、仕事の大事な部分を一人占めしようとする

IT部門内に、「会計システムの保守を15年やっている」「ネットワーク運用を20年」といったその道一筋という技術者を抱えている事例は少なくない

■進む高齢化、進まぬ次世代人材の確保

現場を支えてきたベテラン技術者が高齢化するとともに、次世代の担い手も不足

■ブラックなイメージ定着も人材不足の要因か

IT業界は「きつい、帰れない、給料が安い」など“新3K”と揶揄されるほどマイナスイメージが定着

拘束時間が長いのにもかかわらず給料が安いというイメージが先行して、優秀な人材が集まらなくなっています

一昔前までは時代の最先端を走る職業として「よくわからないけれど、なんとなくカッコイイ仕事」と考えられ、IT系を志望する学生も少なくなかったが、いまやIT系の仕事に漠然とした憧れを抱く若者などいない

■その一方で技術者はどんどん高まっている

Photo by Ryan McVay / Digital Vision

インフラ・ソフトウェア・ネットワーク、様々な分野において技術を持ったエンジニアが求められています。

スマートフォン(スマホ)が急速に普及したことで、これまでソフトウェアとは無関係だった企業までがオリジナルアプリのリリースを画策している

来年から導入される予定の国民総背番号制度「マイナンバー」に合わせた各自治体のシステム更新は、特に喫緊の問題とされている

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