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[法人PC再定義1]管理コスト大幅削減を武器に企業へ食い込むChromebook (3/4)
ハードウエアは、「Windowsが動作する一般的なノートPCとほとんど同じ」(日本エイサー プロダクトセールス&マーケティング部プロダクトマーケティングプロダクトスペシャリストの惠寧氏、写真6)だ。USBやHDMIの端子を備えており、タブレット機器よりは拡張性が高い。重さは1kg台前半から半ばと、低価格帯のPCとしては比較的軽く、バッテリーで数時間は駆動できるようになっている。
現在の製品は、価格を抑えるためにCPUとして低価格機向けの「Celeron」を採用しているが「Chrome OSには十分な性能。軽快に動く」(ミカサ商事 ソリューションビジネス本部第一販売部クラウドチームの浜口祐史氏)。データの保存はクラウドが前提なので、ストレージは16Gバイトなどと最小限。ディスプレイも1366×768ドットと一般的な解像度だ。米国での価格は199ドル~399ドル。日本向け製品は米国向けとは若干仕様が異なり、3万円台後半から4万円といったところだ。
Webでポリシーを設定、自動で端末に適用
Chromebookの最大の特徴は、強力な端末管理機能にある。グーグルがWeb上のサービスとして用意する「管理コンソール」を使って、登録した端末の動作を細かく設定できる(画面3)。OSの機能の有効/無効や端末の端子を使えるようにするかどうか、ログイン可能アカウントの指定やログアウト時にデータを保持するか否か、アプリのインストール可否や実行できるアプリの選択、独自アプリの自動セッティングやネットワーク接続設定の配布など、設定画面にある項目は120以上。これらの設定は、ログインすれば自動で適用される。指定したアプリしか動かさない「キオスクモード」もある(画面4)。
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