2014-11-26

28年間、母親が買った服を着ている件

親元にいた頃、自分洋服を買うという発想がなかった。

近所の、しまむらさらにグレードダウンさせたような洋品店で母が買ってきた服を、何の恥かしみもなく着ていた。

で、大学進学と同時に親元を離れても、私のマインドセットは変わらなかった。

恐ろしい話だが、大学4年間プラス大学院2年、都合6年間『ママが買った服を着続けた』

さら社会人になっても『ママが買った服を着続けている』

服なんて暑さ寒さがしのげれば十分じゃないかと思っているのだ。洞穴に住む原始人みたいな考えである

服は破れるまで着る。肌着は1~3年くらいでダメになるから新しいのを時々買うが、他の服は買ったことがない。

しか最近になって『ママの買った服』が次々と耐用年数を迎え始めたのだ。高度経済成長期に造ったインフラの現状に似ている。

困っている。

タイミングが悪い。今はカネが無いのだ。

諸事あってまとまった冊数の本を買わねばならず、月に数万円はAmazonに貢いでいる。

ふと『実家に服の無心をする』という考えが脳裏をよぎったが、悪夢にもほどがある。

また十年くらい『ママが買った服』を着ることになるのだ。

このままだときっと私は『服を着ない』暴挙に出るだろう。

私はお湯につかるのが苦手なので冬でもシャワーしか浴びない。そのせいか、なまじ寒さに耐性ができてしまっているのだ。

もし都内全裸男性逮捕されたら私だと思ってください。

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