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チェス元世界王者 人工知能を語る
11月26日 17時08分

チェスの元世界チャンピオンで、初めてコンピューターに敗北したことでも知られる元チェス選手のガルリ・カスパロフさんが来日し、ゲームを通じた人工知能の開発が人類の進歩に貢献するという考えを語りました。

ガルリ・カスパロフさん(51)はロシア出身の元チェス選手で、1985年に当時最年少の22歳で世界チャンピオンになりましたが、1997年にスーパーコンピューター「ディープ・ブルー」と対戦し、世界チャンピオンとして初めて敗れたことでも知られています。
カスパロフさんは26日、東京・港区で開かれた、将棋のプロ棋士とコンピューターの対局のイベントのために来日し、コンピューターと、人間との関係について語りました。
この中でカスパロフさんは、「チェスの世界ではすでにコンピューターの方が人間より強いことが定説になっている。悲観的な人はコンピューターは人間より優れていて人間はいずれ不要になってしまうと考えているが、私はそうならないと信じている」と述べました。
そのうえで、「チェスや将棋といった頭脳ゲームでコンピューターと競うことを通じて、人間とコンピューターが協力し、最善の結果を生み出す未来が描けると思う」と語り、人工知能の開発が人類の進歩に貢献するという考えを述べました。
カスパロフさんは28日、将棋のトップ棋士で、チェスでも国内トップクラスの実力を持つ羽生善治四冠とチェスで対戦する予定です。

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