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企業で働く障害者 過去最多に11月26日 16時26分
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障害者の法定雇用率が去年引き上げられたこともあり、民間企業で働く障害者は、ことし6月の時点で、これまでで最も多い34万4800人余りになったことが分かりました。
民間企業に法律で義務づけられる障害者の雇用率は、去年4月以降、1.8%から2%に引き上げられました。
厚生労働省が法律の対象となる従業員50人以上の企業8万6000社余りからの報告を集計したところ、ことし6月1日時点で働いている障害者は、▽身体障害者が23万2544人、▽知的障害者が7万9665人、▽精神障害者が3万2643人で、合わせて34万4852人になりました。
これは、去年より2万1000人余り、率にして6.5%増えていて、統計を取り始めた昭和52年以降、最も多くなっています。
また、雇用率を達成した企業の割合は去年より2ポイント上がり44.7%でした。
厚生労働省は、「雇用率の引き上げで企業の採用意欲が高まっているので、引き続きハローワークでの就職支援を強化していきたい」と話しています。