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外国人に分かりやすい案内表示に11月26日 18時32分
6年後の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、外国人観光客にも分かりやすい案内表示を検討している東京都などの協議会は、表記がまちまちで分かりにくいと指摘される新宿駅の案内表示を見直すことや、イスラム教が禁じる豚肉やアルコールを絵文字で表現して、飲食店などに普及させていくことなどを決めました。
6年後の東京オリンピックとパラリンピックに向けて、海外から大勢の観光客が訪れると予想されることから、東京都や鉄道会社などは、ことし3月に協議会を設置し、外国人にも分かりやすい駅や飲食店などの案内表示について、検討しています。
26日の会合では、今後の具体的な取り組みが話し合われました。
このうち、外国人が多く利用する新宿駅では、同じ「新南口」でも、JRが「NewSouth」と表記しているのに対して、商業施設などの案内には、「ShinSouth」と書かれているなど、表記がまちまちで分かりくいとして、案内表示を統一するなど見直しを進めていくことになりました。
また、イスラム教が口にすることを禁じている豚肉やアルコール、それにアレルギーの原因となる食材を、一目で分かるように表現したピクトグラムと呼ばれる絵文字の案が公表され、飲食店のメニューなどに載せて、普及させていくことなどを決めました。
協議会では、今後、関係する事業者などと調整を進め、来年度から本格的な整備を始めることにしています。