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日銀総資産 国債購入で過去最高
11月26日 17時53分

日銀のことし9月までの中間決算は、大規模な金融緩和の下で大量の国債などの買い入れを続けていることから、総資産が277兆円余りと、前の年の同じ時期と比べて30%余り増え、過去最高を更新しました。

日銀が26日発表したことし4月から9月までの中間決算によりますと、9月末時点の総資産の額は277兆994億円で、去年の同じ時期と比べて68兆円余り、率にして32.7%増加し、ことし3月末時点を上回って過去最高を更新しました。
これは、日銀が去年4月から進めている大規模な金融緩和策の下で、大量の国債やETF=上場投資信託などの買い取りを続けていることによるもので、日銀の国債の保有残高は229兆3115億円に上り、1年前と比べて61兆円余り増加しています。
また、民間の銀行などに貸し出しを促すため低い金利で資金を供給する制度によって貸出金が増加したことも、総資産が増える要因となりました。
一方、企業の最終的な利益に当たる当期剰余金は、保有する国債の増加で受け取る利息も増えたことなどから5878億円となり、去年の同じ時期と比べて1800億円余り増加しました。
日銀は、先月、追加の金融緩和に踏み切っており、資産規模は今後もさらに拡大する見通しです。

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